今回は、第43回 日本アカデミー賞(2020年)受賞作品!「蜜蜂と遠雷」をご紹介したいと思います!
史上初の快挙となる
〈直木賞〉(第156回)と〈本屋大賞〉(2017年)のW受賞
を果たしたビッグタイトルで、
映像化は不可能だと言われていたものの、見事アカデミー賞受賞する快挙を成し遂げた作品です!
クラシック全然知らない私でも、楽しく見ることができました。
俳優さんたちの演奏する演技も素晴らしいですが、これを実際に演奏してるプロの人すげーって思います
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登場人物・キャスト
- 再起をかける元天才ピアニスト:栄伝亜夜(松岡茉優)
- 年齢制限ギリのサラリーマンピアニスト:高島明石(松阪桃李)
- パーフェクトピアニスト王子:マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)
- 天才サイコパスピアニスト:風間塵(鈴鹿央士)
- ピアノコンクールの審査委員長:嵯峨三枝子(斉藤由貴)
- 圧強めの指揮者:小野寺昌幸(鹿賀丈史)
- ステージを取り仕切るベテランマネージャー:田久保寛(平田満)
簡単なあらすじ
【コラム】『蜜蜂と遠雷』映画化成功に導いた松岡茉優の演技力 『ちはやふる』とは異なる“天才役”に#松岡茉優 #蜜蜂と遠雷 #ちはやふる
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デカいピアノコンクールに出場する4人のピアニストの話
- 栄伝亜夜
かつて天才といわれたが母の死去をきっかけに失踪し、表舞台から姿を消していたが、「最後のチャンス」に賭け出場 - 高島明石
楽器店に務め、妻子あるサラリーマンでありながら、年齢制限ギリギリで今回のコンクールに臨み「生活者の音楽」を追求している - マサル
完璧な演奏もさることながら、甘いルックスと立ち居振る舞いができるアイドルピアニスト。コンクール大本命 - 風間塵
有名ピアニストの推薦を受けて出場する型破りで、天才肌の16才少年
「元天才少女」栄伝亜夜は7年ぶりにピアノコンクールに戻ってきた。
というのも7年前にピアノの師でもあった最愛の母を亡くしたショックで、コンクール中に失踪してしまい、それ以来表舞台からすっかり姿を消していた
その年のピアノコンクールは「かなりハイレベルな争い」と評されるほど、強者ぞろいのメンバーが集まっていた。
■ 元天才少女 亜夜
■ 庶民の音楽 明石
■ 完璧演奏 マサル
■ 型破りな天才 塵
そんな中、審査員たちは亜夜のことを「かつての輝きはない」と評価します
1次審査、2次審査、最終審査と進む中で、亜夜はその3人の演奏に触れ、かつて「天才」と呼ばれていたころのように演奏が研ぎ澄まされていきます
最終審査、亜夜が選んだのは「7年前に失踪してしまった曲」を宿題だと言って、あえてトラウマ曲をチョイスします
果たして、かつての天才は覚醒するのか、母の死を乗り越えられるのか、一体どんな演奏をするのか
「蜜蜂と遠雷」-風間塵が終始気になる-
名前の由来も広瀬すず!エキストラからスクリーンに躍りでた鈴鹿央士に熱視線 #蜜蜂と遠雷 #決算忠臣蔵 #鈴鹿央士 #広瀬すず #なつぞら #メンズノンノ https://t.co/H8lgIB1DjT
— MOVIE WALKER PRESS (@Movie__Walker) October 6, 2019
印象に残ったシーンをつまみつまみ解説していきたいと思います!
4人の出会い
映画は4人の出場者を軸に進みます(他の出場者の演奏はチラリとしか映りません)
その4人の出会うところから物語が始まります。
まず、亜夜と塵が出会います。亜夜の出番の前が塵でした。
演奏を終えた塵のその風貌や、ただならぬ雰囲気(靴がきたねぇ)で何かを察します
この風間塵というのは、今作でのキーポイントとなっており、そのサイコパスな天才度合いで亜夜をバンバン煽っていきます
次に亜夜とマサルが出会います。
「あー・・・ちゃん?」「まーくん!」
そうです、2人は知り合いでした。
幼いころ、マサルも亜夜の母親にピアノを習っており、「泣き虫まーくん」と呼ばれてたことが判明します
明石は亜夜に「あなたの演奏のファンです」と話しかけ、
続けて「私は年齢制限ギリギリで、これがラストチャンスです」とグイグイいきます。
すると、亜夜も「私もラストのつもりできている」みたいなやりとりをします
月明りとピアノ
審査が進むと、【カデンツァ】という「自分で作曲するパート」が設けられており、亜夜は「なにも浮かばない」状態で焦ります。
一方、マサルは「しっかり作りこんだから自信ある」とマウントを取り始め、「あーちゃんはこういうの得意でしょ?」と煽ります
そんな中、亜夜が塵と連弾するシーンがあるのですが、とてもきれいなシーンでとても美しいピアノと映像がマッチして素敵です
砂浜を散歩
4人が砂浜を散歩するシーンがあります
塵が砂浜に足跡をつけて「ほら、これモーツァルト」
砂浜についた足跡を音符に見立て、モーツァルトの曲を表現していたのでした。塵天才すぎるw
「ねえ次わたし!」と亜夜も参戦!マサルも交じって、3人でその「素人には理解できない」遊びをしているところを明石が眺めて一言
「あっち側は俺にはわからん」
とボソッと呟きます。
天才とは何か、凡才とは何か、を考えさせられます
明石の何とも言えない哀愁漂う一言が印象強く残りました
まとめ
「元天才少女」が見事復活を遂げていくようすは、見ていて非常に胸が熱くなりました。
あと、「風間塵」がずっと気になります
今気付いたのですが映画のタイトル「蜜蜂と遠雷」これ塵のことじゃねぇか?ってことです(詳細省きます)
そして、なんといってもピアノ演奏シーンは圧巻!メロディも素晴らしいし、これを聴くだけでも価値のある作品だなと思います
さすがはアカデミー賞!と納得の作品になっています。
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