【2200RT】
総務省、LINEの使用中止へ#Yahooニュースhttps://t.co/ChOcd8cgTQ— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 19, 2021
突如明るみに出た「LINE中国に覗かれてる説」
今回は、そんなLINEに依存していた方に向けて(私含め)、LINE以外にもこんなメッセージアプリがあったよということを伝えていきたいと思います。
前半は「LINE個人情報管理問題」についてのまとめ
後半は「LINE」に代わるアプリについて考えたいと思います
それではいってみましょう!

今回のLINE騒動の核 2点
- 業務委託先の中国企業の4人の技術者に、国内サーバにある個人情報へのアクセス権限が与えられていた
- 韓国のサーバに会員が投稿した画像・動画などのデータを保管していた
- 2018年8月から2021年2月までで、業務に必要な範囲でアクセス権限をつけて管理していたもので、合計32回のアクセスがあったそうです
LINE 個人情報管理問題 ざっくりまとめ
LINEの個人情報管理問題について、ざっくり振り返りたいと思います。
1月下旬 | ヤフーを運営するZホールディングス(HD)に、外部から「LINEの中国拠点で、日本のユーザーの個人情報が閲覧できる」との情報が届く |
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3月1日 | Zホールディングス(HD)とLINE 経営統合 |
3月初旬 | Zホールディングス(HD)がLINE側に事実確認を要請 |
3月8日 | Zホールディングス(HD)が政府の個人情報保護委員会に対し、ラインの情報管理の問題を報告 |
3月17日 | 朝日新聞が報道 |
3月19日 | 総務省LINE使用中止へ |
3月23日 | Zホールディングス代表取締役Co-CEO・LINE社長である出澤剛氏会見 |
3月31日 | 政府の個人情報保護委員会 LINEに立ち入り検査実施 |
私たちが「LINEやべー」と気付くのは3月17日の報道です。
それを皮切りにLINEの情報管理問題について、今後ガシガシ追及されていく模様
【考え示す】総務省、LINE使用中止へ 自治体に調査依頼https://t.co/HlLYXQsD3B
「LINE」利用者の個人情報が、中国の関連会社で閲覧可能な状態になっていた問題を受け、武田良太総務相は19日、総務省が採用活動や意見募集などで使っている同社のサービスの運用を停止する考えを示した。 pic.twitter.com/E0pc6lrhh4
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 19, 2021
ちなみに・・・
Zホールディングス(HD)とLINEについて
経営統合してソッコーこんな問題が発覚してしまったわけですが、実はこの2社は2019年11月から「統合しようぜ!」と温めていたわけです。
さあいよいよ統合目前というところに「Zホールディングスさん、LINEさんの情報管理大丈夫っすかね?」と外部より持ち掛けられ、
Zホールディング「お前こんな噂(中国で閲覧可)聞いたけど、大丈夫だよな?」
LINE「あ、中国でもアクセスできるのはマジっす」
Zホールディング「⁉」
Zホールディングス(Yahoo!)はもともと情報管理について厳しくおこなっていたこともあり、統合そうそう出鼻をくじかれる形に

出澤氏会見に見る LINE側 対応まとめ
3月23日に行われた会見では、次の対応をとることが発表された。
- 中国からの日本ユーザーの完全アクセス遮断、業務委託の終了(いずれも実施済み)
- 画像・動画などのトークデータの国内への移転(2021年6月までに完了。LINE公式アカウントは8月まで)
- タイムライン投稿の画像・動画データの国内への完全移転(LINE公式アカウントが2022年6月まで、一般のLINEユーザーは段階的に移転予定)
- プライバシーポリシーで国名、目的の明示(3月29日週までに実施。その後も逐次わかりやすい説明に努める)
- データ・セキュリティーのガバナンス体制と情報保護の強化
- 政府・自治体向けLINE公式アカウントのデータ保管・アクセスの完全国内化(2021年8月までに移転)
- 自治体向けコロナワクチン予約システムの完全国内化で開始(既に実施し、提供済み)
- LINE Payの決済情報のデータ保管場所の移転(2021年9月実施予定)
という一方で、
データを国内に完全移転をすると表明し、巨額なコスト増か
中国の技術力を一部手放すことによる、品質低下の懸念
という意見もあるようで、今後のLINEの状況回復具合とセキュリティ改善の判断が非常に重要となりそうです
LINEの代わりになるアプリについて
今回の情報管理問題で「LINEやめよ」ってなった方
有名どころは以下のようになります。
どれか気になるものがあったらチェックしてみてください。
- Skype
- Messenger
- ハングアウト
- Slack
- Chatwork
- +メッセージ
Skype
- ビデオ通話あり
- チャットあり
- 写真やビデオを共有可
- 音声通話可
- 絵文字送信可
いい口コミ
グループトークでの既読機能があり、分かりやすい
シンプルなデザインで使いやすい
操作が分かりやすい
よくない口コミ
画像・動画の読み込みが遅い
スタンプの種類が少ない
通知音がしょぼい
Messenger
- グループビデオ通話可
- 音声通話可
- グループビデオチャットあり(最大50人)
- MessngerからInstagramとメッセージ・通話可
- プライバシー設定あり
- 絵文字活用のリアクション機能
- 電話番号でなくともFacebook友達であれば通信可
スマホやダブレットどの端末にも同期してくれる
Facebookで通じていれば、世界中で連絡可能
通話の音質・通信状況がよい
メッセージの削除が個別でしかできないので面倒
文字の変換バグが起きやすい
送信時間が少し長い
ハングアウト
- 最大150人でグループチャットが可能
- 写真・絵文字・ステッカー・アニメーション・GIFが送信できる
- 会話中に現在地を共有できる
- 相手がオフラインでもメッセージを送信できる
- GoogleアカウントがあればスマホとPCで利用できる
余計は広告がない
電話番号無くても、Googleアカウントで通話可
スタンプが使いやすい
通知音、スタンプの種類が少ない
サービスが終わる?統合される?の噂あり
間違ったメッセージが削除できない
Slack
- チーム内のメンバーやグループとのメッセージ、通話が可能
- 会話をトピックやプロジェクト毎に分類・整理できる
- ドキュメントの共有と編集が可能
- 通知のカスタマイズ可
UIが分かりやすいので直感的に作業可
アップデートが頻繁にある
スタンプがつくれる
iPhoneで半角スペースが打てない
フリープランだと容量制限あり
ビデオ通話の通信が弱い
Chatwork
- チャット機能
- タスクの管理ができる
- 複数人でビデオ通話・音声通話可
- ファイルを共有できる
- プッシュ通知をグループごとに設定できる
会話形式でスピード感を持って情報のやりとりができる
やりとりした履歴をすぐ探すことができる
メールで見逃し防止
複数メンバーによるビデオ通話は有料版
チャットに特化しているが、通話はよわい
文字装飾とスタンプのバリエーションが少ない
+メッセージ
- 携帯番号だけでやりとりできる
- スタンプ,写真,動画,グループメッセージあり
- 既読機能あり(ONOFF選べる)
- 長文でも(最大全角2,730文字)送受信できる
携帯電話番号だけで送れる
国内大手キャリア3社提供サービスという意味で安心
機種変更しても引き継ぎスムーズ(電話番号変更無しの場合)
通話機能なし
スタンプ少ない
まとめ
便利すぎて、アプリの一つであるということを忘れ、もはや生活の一部となっていたLINE。その裏切り(?)は、生活にとても大きな影響を与えやがりました。
情報社会ではたまに何を信じたらいいのかわからなくなることがありますよね。今回の一件もそうですが、やはり最後は自分の力で情報漏洩を防ぐしかないのでしょうか。つまりツールに頼りすぎず、「アナログな方法で情報を守る」「ITを介さず管理する」という「タンスに貯金しとこ」的なこと(?) 必要かもしれませんね
事件発覚後、会社でこんなこと言ってました「そしたら今後は隠語でやりとりしようか」と、LINEでのやりとりを第3者に覗かれても分からないワードつくろうぜ、って話をしてました
いや令和に隠語て
「合言葉をいえ、やま」「かわ」とかならないことを祈りつつ、LINEさんの回復を待ちたいと思います。ありがとうございました。