今回、2003年に買ったTOSHIBAの TX3514CDST というめっちゃ古い化石みたいなパソコンがタンスから出てきたので、それを捨てようと思い、まずはデータ消去だろうなといろいろ調べました

思っていたよりもすっげー簡単にできたので、その方法をご紹介したいと思います
2003年製のめちゃくちゃ古いパソコンを破棄するべく、フリーソフト「DESTROY」で中に入っているデータをOSごと葬りさったとこ pic.twitter.com/ve3PG628s7
— eブログ (@e_blog_) May 15, 2021
パソコンを初期化(フォーマット)して安心していませんか?
実はそれだけでは復元されてしまう可能性もあるのです
表面上は消えているように見えますが、HDD内に痕跡が残っていて、それをたどることにより復元ができてしまうこともあります
このDESTROYを使って、データを完全に消し去りましょう!
DESTROYを選んだ理由
データ消去は有料
2003年製の化石パソコンを捨てようと思い、早速業者を検索しました
「PCの廃棄無料!回収無料!どれだけ古くてもOK!壊れていてもOK!メール1本ですぐにお伺いします!」っていうのをすぐに見つけて、やったー無料だーと浮かれて手続きに進むと、「データ消去を依頼する場合3000円」とかいてありました
とっても古いパソコンなのでデータ消去依頼しよっかなとも思ったのですが、あがきました
自分でやれば無料できる データ消去
「パソコン データ消去」で検索していると、「DESTROY」という物騒な名前のフリーソフトに出会いました
結果的に、ぼくはこのフリーソフトのおかげでパソコンのデータを完全に消去することに成功しました。そして、これから先もデータを消すことができます
- 完全にデータを消去できる
- 素人でも簡単
- 無料
なんといっても無料で利用できるのが嬉しいですよね
DESTROYをCDに書き込もう
データを消去するための手順を簡単にご説明します
- フリーソフト「DESTROY」をダウンロード
- DESTROYをCDに書き込む
- DESTROYが書き込まれたCDを、データ消去したいパソコンに読み込ませる
- パソコンからデータが消える
準備するもの
- データ消去するパソコン
- パソコン
- CD-R
- CD-R/RWドライブ
基本的には「データを消すためのCD」が作成できればいいので、CDとそれを書き込むためのドライブがあればいけます
ぼくの場合は「パソコンが古すぎた」ので、別のパソコンでデータを消すためのCDを作成しました
DESTROYダウンロード
DESTROYをパソコンにダウンロードしていきましょう
DESTROYは こちら にあります
DESTROYとは・・・
エンジニア兼技術コンサルタントの藤原武さんという方が作ったソフトで、現在は自身の運営サイト「The Art of Analog Circuits」よりダウンロードできます

「desty322.zip」というZIPファイルがGETできればOK!
ファイルを探す
次にダウンロードした「desty322.zip」から「DESTY322.iso」というファイルを探す作業に入ります
ダウンロードした「desty322.zip」を右クリですべて展開する
「表示」タブ→ 「ファイル名拡張子☑」
DESTY322.iso を無事発見する
DESTROYをCDに書き込む
「DESTY322.iso」を見つけたら、右クリックし「ディスクイメージの書き込み」を選択し、CDに書き込んでいく

画像のように出たら、もうあなたは”データを消去するための破壊CD「DESTROY」”を手に入れたことになります

DESTROYでデータを完全消去
さあいよいよ古いパソコンに作成した「DESTROY CD」をぶち込んでデータ消去していきましょう!
パソコンにDESTROYを読み込ませる
「DESTROY CD」をパソコンに読み込ませるには、パソコン起動時にCDが最優先に読み込まれるようにパソコン側で設定する必要があります
通常は「HDD」が最優先になっているので これを「CD(DVD)」に変更していきます
以下手順ですが、「TOSHIBA Dynabook (TX3514CDST)windowsXP」でやっております。メーカーによって変更方法が違いますので、「メーカー名 BIOS 設定」などでググってみてください!
設定変更の手順
- パソコンの電源を入れる
- メーカー名のロゴが出てきたら「F2」連打
CDのマークみたいなのをえらんで「Enter」
- DESTROY発動
画像のような画面がでてくるので「P」を押す - 消去するドライブを選択
Drive selection を選択したいので「N」を押す - Drive 0 を選択
「0」を押す - 消去するレベルの選択
またこの画面に戻ってきます。ここでは、消去する精度のレベルを0~9で選びます。
数字が大きくなるほど消す精度が増しますが、その分時間がかかります
(今回は「3」でいきましたが、きれいさっぱり消えてましたよ) - さあ、データにおさらば
最後に「こんなスケジュールで消去しますよ?Y/N」と聞かれるので「Y」を押します
すると、パソコン内のデータ消去が始まります
所要時間について
今回は消すレベル「3」を選択したところ、150分かかりました
だいたい1セット50分くらいかかっていたので、
50分 × 3セット = 150分
パソコン内のデータをOSごと消し去る
消去したあとのパソコンはというと、OSごと消えているのでBIOS画面が出るだけになりました。ありがとうございました
まとめ・感想
以上、パソコン初心者がデータ消去をしてみた!でしたが、意外と簡単にできました。そして今回作成した「DESTROY CD」は繰り返し使用できるそうなので、いつでもデータ消去が可能となりました
みなさんも是非、古いパソコンが出てきて「廃棄したい」と思ったときは活用してみてください!